手続きしなくても引越し当日から水道は使える？当日の開栓は可能？

水道の開栓手続きを忘れたまま引越し当日を迎えてしまった！そんな時、当日でもできることや、引越し当日から水道を使えるよう事前に行うべき開栓手続きの方法・タイミング・必要な情報・連絡先等を詳しく解説します。

• この記事でわかること
• 水道手続きを忘れていた場合、当日すべき対応・手続き。
• 引越し当日から水道を使うための開栓手続き方法・情報。
• 引越し当日から水道を使うための手続きのタイミング。
• 具体的な水道の元栓（止水栓）の開栓方法。
• 水道契約でお困りなら、セレクトラのらくらく窓口【03-4540-6665】でもお手伝いいたします。

水道の引越し手続きを忘れていた場合：当日できること

「電気」や「ガス」と同様に、引越しで忘れてはならない「水道」の引越し手続き。

通常は、引越し前の住所を管轄する水道局で現住所（旧住所）の水道の使用停止を届け出る「水道の解約」と、引越し先の新住所を管轄する水道局に申し込む、新居で新たに水道を使用するための「水道契約」、この２つの手続きが必要になります。

多くの水道局では、水道契約（開始）・解約（停止）の手続きに申し込み期限を設けています。申し込み期限は、各地域の水道局によって異なりますが、どの水道局においても、各手続きを引越し日の１週間前までに済ませておけば問題ありません。

では、水道の引越し手続きを忘れていた場合、引越し当日や申し込み期限が過ぎた後はどうすればよいのでしょう？結論から言うと、気付いた時点ですぐに管轄の水道局へ「電話で連絡」する、です。

「水道の解約」（旧住所の使用停止）の場合は、引越し当日の水の使用に影響はありませんが、水道契約（新住所での使用開始）に関しては、引越し先の新居で水が使えなければせっかくの新生活に支障が出てしまいます。

以下で、水道契約を忘れてしまった場合に、引越し当日でもできること・すべきことを２つのケース別に詳しく解説します。

なお、「水道契約」の際、各水道局に共通して求められる情報は以下のとおりです。電話の前にあらかじめ確認しておきましょう。

• 「水道契約」で必要な情報
• 「お客様番号」または「水道番号／水栓番号」
• 氏名（名義人）
• 連絡先（住所・電話・メールアドレス）
• 水道の使用開始場所（新住所）
• 水道の使用開始日（引越し日）
• 水道料金の支払い方法

同じ水道局エリア内での引越し手続き 市内など同じ水道局エリア内での引越しに関しては、「水道契約」と「水道の解約」を同時に行うことができます。その場合、旧住所の「お客様番号」を求められることがほとんどです。
この「お客様番号」がわからないと、旧住所の「水道の解約」がすぐにできないだけでなく新住所の「水道契約」もできない場合があるため、手続き前に必ず確認しておきましょう。

通常、「お客様番号」は、以下のような「使用水量のお知らせ（検針票）」や「納入通知書（請求書）」等に記載されています。（※画像の①参照）

※出典：東京都水道局「水道使用量等のお知らせ（検針票）」

万一、上記の書類が見当たらない等で不明な場合は、管轄の水道局に問い合わせる必要があります。ただし、大阪市水道局のように、水道の「お客様番号」に当たる「調停番号」を郵送でしか通知しない、という水道局も中には存在しますので、ご注意ください。

水道の「お客様番号」・「水道番号／水栓番号」とは？

①新居で開栓作業の必要がない場合

引越し当日、まずは新居の水道の蛇口をひねって、水が出るか確かめます。問題なく水が出る場合は、ご自身もしくは水道局側が、水道の元栓（止水栓）の開栓作業を行う必要はありません。

その場合、新住所を管轄している水道局に電話で「水道の使用開始」の連絡を入れて、新居での「水道契約」を行えばOKです。

※賃貸物件でしばらく空室期間があった場合や新築の場合には、蛇口から出てくる最初の水が濁っていることがあります。使い始めは少しの間、水を出しっぱなしにしてから使用することをおすすめします。

【水道契約】は必須です！ 地域により、引越し先の新居の蛇口をひねるだけで水を使える状態にしている水道局も多数ありますが、だからといって水道契約（使用開始の手続き）をしなくてもよいということではありません。
仮に水道契約をしないまま水道を使い続けた場合、水道局から「無断使用」として罰せられることもあります。いずれにしても、気付いた時点ですぐに管轄の水道局に電話し、水道契約を交わすことが重要です。

引っ越しに伴う水道の手続きサポート＆電気・都市ガスの申し込みセレクトラでは、引っ越し先の水道局の連絡先のご案内、引っ越しエリアで選べる新電力・新ガス会社のご紹介・契約サポートを行っています。03-4540-6665 にてライフラインのエキスパートが真摯にサポート・対応いたします。お気軽にご相談ください。

②水道局側で開栓作業が必要な場合

引越し先の新居で新たに水道を使用する場合、使用開始の前日までに水道局の担当者による水道の元栓（止水栓）の開栓作業を必要とする地域も存在します。この場合、新居の水道の蛇口をひねっても、水は出ません。

【該当水道局の例】：札幌市水道局、仙台市水道局

この場合は、引越し当日に水道局に電話で連絡をしても、即対応してもらえるとは限りません。また、日曜・祝日・年末年始等は引越し手続きの対応を行っていない水道局も多いため、最悪の場合、数日水が出ない状態で過ごさなくてはならない可能性も出てきます。

そのため、新居の水道の水の蛇口をひねっても水が出てこない場合は、管轄の水道局に連絡する前に、次項目の手順を参考に、本当に水道の元栓（止水栓）が「水道局側により」閉められているかまずは確認してみましょう。

引越し当日、新居の水が出ない！と困った時にすべきこと

引っ越し先の新居の水道が元栓（止水栓）で止められている場合、水道の蛇口をひねっても水は出ません。

その場合は、ご自身で開栓する必要があります。開栓作業は以下のとおりです。

1. 開栓時に勢いよく蛇口から水が吹き出さないよう、元栓（止水栓）を開ける前に、室内の全ての蛇口が「閉」の状態になっているか確認。
2. 元栓（止水栓）がバルブ型であれば反時計まわりに回し、コック型やレバー型の場合はパイプと平行にして開栓。
3. 開栓できない場合や開栓しても水が出てこない場合は、管轄の水道局にすぐに電話連絡。

水道メーターや水道の元栓（止水栓）がどこにあるかわからない、という方は以下の図をご参照ください（※建物全てに当てはまるとは限りません）。

※画像出典：川越市役所「水道バルブの開け方と場所」

※賃貸物件でしばらく空室期間があったり、新築の場合には、蛇口から出てくる水が濁っていることがあります。使い始めは少しの間、水を出しっぱなしにしてから使用することをおすすめします。

水道の【開栓・閉栓】に立ち会いは必要？

水道の引越し手続きを済ませても、実際に水道の【開栓（開始）】や【閉栓（停止）】に立ち会う必要があるのかどうか、不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。

結論から言うと、原則として、以下の場合を除いては、水道の【開栓（開始）】【閉栓（停止）】いずれの場合も当日の立ち会いは不要です。

• 転居月の水道料金の支払いに、現地清算（集金）を依頼した場合。
• 水道の【開栓・閉栓】の際、水道局の担当者が敷地内に入れず、外部から作業できない場合。

引越し時に行うべき水道手続き【解約・開栓】一覧

引越し当日に水が使えない等のトラブルを避けるためにも、できれば引越しの１週間前を目安に水道の引越し手続きを済ませておくのがベストです。ここでは、一般的な「水道の解約」（使用停止の手続き）および「水道契約」（使用開始の手続き）について、一覧表にまとめました。

なお、同じ水道局エリア内での引越しに関しては、水道の解約（使用停止）と水道契約（使用開始）の２つの手続きを同時に行うことが可能です。

また、セレクトラのらくらく窓口【03-4540-6665】でも、【電気・ガス・水道の引越し手続きのサポート】を行っています。水道の引越しの手続きに関するご質問・ご相談など、お気軽にご連絡ください。

水道の引越し手続きの方法には、一般に以下のものが挙げられます。ただし、各地域の水道局によって対応の仕方は異なるため、事前に引越し先を管轄する水道局や自治体のホームページで確認しておきましょう。

• 電話
• FAX
• インターネット
• 水道局・自治体の窓口
• 郵送（「水道の使用開始」のみ）

水道の【解約・開栓】手続きの詳細を確認する

水道局への契約の申し込みが不要な場合３階建て以上の集合住宅への引越し（入居）を予定されている方は、水道契約（開栓）・水道料金の支払い等に関し、建物の管理会社等が一括して取りまとめている場合があります。まずは建物の管理会社等に水道契約の有無について確認してください。
該当する場合は、管轄の水道局への契約申し込みは不要です。水道の使用開始の連絡は、管轄の水道局ではなく建物の管理会社等へ行ってください。

【東京都・政令指定都市20都市】水道局の連絡先一覧

以下の表は、【東京都水道局】および【政令指定都市20都市】の水道の引越し手続きを受け付けている水道局の連絡先一覧です。

各都市の水道局の引越し手続きを対応する【お客様センター】等の電話番号・受付時間の他、各都市における【水道契約・解約】手続きの詳細も確認することができます。

引っ越しに伴う水道の手続きサポート＆電気・都市ガスの申し込みセレクトラでは、引っ越し先の水道局の連絡先のご案内、引っ越しエリアで選べる新電力・新ガス会社のご紹介・契約サポートを行っています。03-4540-6665 にてライフラインのエキスパートが真摯にサポート・対応いたします。お気軽にご相談ください。

【東京都・政令指定都市】以外の【都道府県別】水道局の連絡先一覧

上記、【東京都・政令指定都市20都市】以外にお住まいの方は、以下のリンクからお住まいの管轄水道局の連絡先および水道の引っ越し手続き詳細を確認できます。

政令指定都市以外の【都道府県別】水道局の連絡先・引っ越し手続きを確認

引越し当日の【水道契約・開栓】手続き：まとめ

引越し当日になってから新居で水道を使用するために行う【水道契約・開栓】手続きのポイントを以下の一覧表にまとめました。

なお、セレクトラのらくらく窓口【03-4540-6665】でも、【電気・ガス・水道の引越し手続きのサポート】を行っています。水道の引越しの手続きに関するご質問・ご相談など、お気軽にご連絡ください。

各地域の水道局によって、水道局側の開栓作業の有無や対応時間・手続きの申し込み期限は異なります。

本来は、水道契約（開始）・水道の解約（停止）いずれの申し込みも、引越し日の１週間前を目安に済ませておくのが望ましいですが、引越し当日になって気付いた場合は、できるだけ早く水道局へ電話連絡を行いましょう。

生活インフラのコストを下げたい？ 「電気・ガス・水道にかかる料金、少しでも安くしたい…」そんな方は、ぜひセレクトラのらくらく窓口までお電話ください。
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